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胃液の働き

胃液には、食べ物を消化したり、食べ物と同時に入ってきたウイルスや細菌の増殖を抑えたり、殺菌する働きがあります。
胃液は1回の食事で約0.5リットル、1日平均2リットルも分泌され、空腹時は胃液の酸性が非常に強くなります、そのレベルはトイレ用の洗浄剤と同じくらい強く、金属も溶かすほどです。

胃液の3つの成分と働き

胃液は、おもに「塩酸(胃酸とも呼ばれる)」、「ペプシノーゲン」、「粘液」の3つの成分からなっており、胃壁の粘膜にあいている小さな穴、「胃腺」から分泌されます。この3つの成分が消化と殺菌のために重要な働きをしています。

塩酸(胃酸)

胃腺の中央部に位置する「壁細胞(へきさいぼう)」から分泌され、食べ物の消化を助けたり、食べものと同時に入ってきたウイルスや細菌の増殖を抑えたり、殺菌する働きがあります。

ペプシノーゲン

胃腺の深部に位置する「主細胞」から分泌され、塩酸と混ざることで「ペプシン」という消化酵素に変わり、たんぱく質を消化する働きがあります。

粘液

胃腺の上部に位置する「表層粘液細胞」や「副細胞」から分泌され胃粘膜表面を覆い、胃壁が塩酸に荒らされるのを防ぎます。

胃液で、胃粘膜が傷つかないのはなぜ?

胃液は非常に強い酸性であるにもかかわらず、胃粘膜が傷つかないのはなぜでしょうか?

それは、胃液に含まれる「粘液」というねばねばした物質のおかげです。胃腺から分泌された粘液は、胃粘膜の表面に「粘液層」というベールのような保護膜をつくるとともに、粘液層にはアルカリ性の成分があるため、塩酸を中和させる働きがあります。

粘液層は厚さ1mmにも満たないたいへん薄い層ですが、この層があるおかげで、胃粘膜の表面付近の胃液は中性に保たれています。